何故、プラントベースなのか

私たちが何気なく選ぶ食べものは、
知らないうちに、地球にも、私たち自身にも、大きな影響を与えています。

プラントベースを選ぶことは、
小さな一歩でありながら、確かな未来への選択肢です。

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🌏 地球と未来のために

 

プラントベースとは?

プラントベースとは、植物由来の原料を中心とした食生活のこと。
肉・魚・乳製品・卵など動物性食品を控え目にして、植物性の食品を主体に選ぶスタイルです。

myjamでは、すべての商品がプラントベースでつくられています。

なぜプラントベースがサステナブルなのか?

- 畜産は膨大な水・飼料・土地を必要とします。
→ 植物性中心の食事なら、使用資源を大幅に削減できます。

- 畜産業由来の温室効果ガス(メタン)が地球温暖化を加速します。
→ プラントベースはCO₂排出量を抑える効果があります。

- 大規模畜産は生態系破壊や森林伐採にもつながっています。
→ 植物栽培中心なら、環境負荷を小さく抑えられます。

世界でも推奨されています

- IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、 「地球温暖化を抑えるため、プラントベース食の推進が重要」と公式レポートに明記。

- EAT-Lancet委員会は、 「地球と人類の健康を守るため、食事のプラントベース比率を50%以上にするべき」と提言。

プラントベースは、もはやトレンドではなく、 地球とわたしたちの未来を守るために必要な新しい当たり前になりつつあります。

合理的な未来の選択|限られた資源で、より多くを育てる食へ

プラントベースは「やさしい」だけでなく、「合理的」でもあります。
世界の人口は2050年までに約100億人に達すると言われており、限られた水・土地・エネルギーでいかに栄養を育てるかが問われています。

たんぱく質1gあたりの生産効率

たとえば牛肉は、1kgのたんぱく質を生産するために約15,000Lの水と7kgの穀物が必要と言われています。
一方、豆類や穀物からのたんぱく質生産は、その何分の一の水と資源で済みます。

カロリー効率、CO₂排出、必要土地面積のいずれにおいても、植物性中心の食事は圧倒的に効率的です。

飢餓と食料ロスの視点からも

現在、世界で栽培された穀物の約40%が家畜用飼料として使われています。
その分を人間の食糧や栄養源に回すことで、飢餓問題や食料ロスの改善にも直結するのです。

未来のために、「今できること」を

国連、FAO、WWFなど、数多くの国際機関が植物性中心の食事へのシフトを公式に提言しています。

食を変えることは、テクノロジーを超えるほどのインパクトを持つ「日常の選択」です。

🧘♀️ 心とからだを整える

 

 

身体にも、やさしい選択

野菜、果物、穀物、ナッツ、豆類──
プラントベース中心の食生活は、体に過剰な負担をかけず、
必要な栄養を自然に満たしてくれます。

たんぱく質も、植物から十分に

たんぱく質は、体重1kgあたり約0.8g〜1.2gが推奨されています。
この必要量も、植物性食品だけで十分に補うことが可能です。

- 大豆製品(味噌、豆腐、納豆)
- 穀物(玄米、オーツ麦、キヌア)
- ナッツ・シード類(ヘンプシード、アーモンド)

日本の伝統的な食文化、たとえば味噌汁とごはんの組み合わせは、炭水化物とたんぱく質をバランスよく補い、必須アミノ酸も自然に摂取できる優れたスタイルでした。

(参考:Academy of Nutrition and Dietetics公式見解、American Heart Association推奨)

めぐる季節と、植物の力|からだの声に耳をすませる暮らし

植物は、季節を知っています。
春にはデトックス、夏には体を冷やし、秋には潤いを、冬には温かさと栄養を──
旬の植物をとり入れることは、自然と調和したセルフケアそのものです。

四季とプラントベースの相性

- 春:山菜や新芽野菜 → 肝臓の解毒を助ける苦味と繊維
- 夏:トマト・きゅうり・スイカ → 熱を冷まし、潤す
- 秋:れんこん・きのこ → 肺を潤し、乾燥を防ぐ
- 冬:根菜・豆・黒ごま → 体を温め、内臓を強める

季節を感じて食べるということ

「今日は風が強いから、あたたかい根菜スープにしよう」
「春のはじまりだから、ちょっと苦い菜の花を取り入れよう」

そんなふうに、自分と季節をつなぐ食べ方が、プラントベースには詰まっています。

「きれいを食べる」は、決して見た目の話だけではありません。
季節のめぐりに寄り添いながら、自分のリズムを整える
その繰り返しが、やさしく健やかな体とこころを育ててくれます。

ここちよさの継続|あえて、かるめにするという選択

忘年会、歓迎会、パーティー、外食──
現代の私たちは、予定外の“摂取”に囲まれています。

だからこそ、あえて「今日はかるめにしてみる」という選択肢が、心身のリズムを取り戻すための習慣になります。

かるめに整える、という知恵

「食べすぎた翌日はプラントベースにして整える」
「あえて白湯と野菜だけで一日をスタートする」
そんな日があることで、こころもおなかも、ちゃんと息をつけるのです。

我慢ではなく、心地よさで調整する

プラントベースの食事は、我慢ではなく、回復の選択。
内臓にやさしく、心を軽やかにしてくれる感覚があります。

かるめに、やさしく、軽やかに。 そんな日があるからこそ、イベントも仕事も、全力で楽しめる。

プラントベースは、「ちょっと休む」ことを応援してくれる日常のパートナーです。

こころとおなかの対話|プラントベースが育てる内なる調和

「なんとなく不安」「気分が沈む」「寝つきが悪い」──
実はその原因、腸内環境と深く関係しているかもしれません。

腸と脳は、つながっている

腸は「第二の脳」とも呼ばれ、神経伝達物質の多く(例:セロトニン・GABA)を腸内で合成しています。
つまり、腸が整えば、こころも整いやすくなるのです。

プラントベースは、腸にとって自然なごはん

発酵性食物繊維(オートミール、玄米、豆類)やポリフェノール(ベリー、緑茶、カカオ)など、
植物性食品には善玉菌を育てる栄養素が豊富に含まれています。

一方で、動物性脂肪や過剰なたんぱく質は、悪玉菌を増やし腸内環境を乱す要因になることも。

毎日の小さな選択が、気分の安定・思考の柔軟さ・やさしい自己対話へとつながっていきます。

腸活は「感情のリズム」を整える習慣

忙しい日々のなかでも、
“わたしの気持ち”と向き合う静かな時間を、
おなかといっしょに整えてみませんか?

💪 強さと育ちのために

 

 

しなやかな筋肉は、植物からでも育てられる

「筋肉をつけるには肉が必要」── というわけでもないのです。
実際に、世界中のヴィーガンアスリートやボディビルダーが、植物性たんぱくで筋肉を構築しています。

植物性プロテインは、筋合成にも十分対応できる

たんぱく質の合成に重要なアミノ酸(特にロイシン)は、大豆・オーツ麦・そば・ピーナッツ・キヌアなどの植物に豊富に含まれています。

加えて、ビタミン・ミネラル・抗酸化物質も豊富に含まれるため、回復力や代謝を底上げしやすいのが植物性食の特徴です。

実在するヴィーガンマッチョたち

  • ナイマン・デラロサ(Vegan Strong主宰):パワーリフターで世界記録保持
  • トリー・ワシントン:ヴィーガン歴20年のボディビルダー
  • クラリッサ・モリス:総合格闘家/完全ヴィーガンの食生活で減量&パフォーマンスUP

もっと知りたい方へ:おすすめドキュメンタリーと書籍

🌍 Netflix 映画『The Game Changers(ゲームチェンジャー)』
プラントベースに切り替えたアスリートたちの驚くべき変化を追うドキュメンタリー。日本語字幕あり。

📗 『やさしくしなやかに強くなる ヴィーガン筋トレ』著:谷口一也
日本語で読める、筋肉×ヴィーガンの入門書。メンタルと食事の関係にも言及。

はじめてのひと粒から|子どもと育てる、やさしい食べかた

子どもの味覚は、「なにを与えるか」で育っていきます
甘すぎないやさしい味、自然の香り、素材そのものの色と食感。
プラントベースは、“からだをつくる”と同時に“感性を育てる”食の選択です。

成長期にも大切な栄養、ちゃんと届く

植物性食品からも、たんぱく質・カルシウム・鉄分・ビタミンB群など、成長に必要な栄養はしっかり摂れます。

- 大豆や豆乳 → 良質なたんぱく質とイソフラボン
- ごま・アーモンド → カルシウムとビタミンE
- ほうれん草・ひじき・プルーン → 植物性鉄分の供給源

色とりどりの素材が、栄養も感性も育んでくれます。

たのしく、一緒につくる時間

子どもと一緒に“混ぜて、丸めて、食べる”。
デーツボールのようなシンプルなおやつは、「食べること」を超えて、手と心の記憶に残る体験になります。

「これは何でできてるの?」「なんで甘いの?」──
そんな小さな問いかけから、命や地球にやさしい選択を話すきっかけにもなるかもしれません。

やさしさは、いっしょに感じて、暮らしの中で育てていくもの。
プラントベースは、そんな時間を家族に届けてくれます。